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職場訪問例会 藍染工場見学・藍染体験(2023.10.11)

令和5年10月11日(水) 職場訪問・藍染体験例会

【中津会長】

中津会長

【佐藤委員長】

佐藤委員長

【長尾社長】

長尾社長

【藍染工場見学】

藍染工場見学
藍染工場見学2

【藍染体験】

藍染体験
藍染体験2

<藍染工場見学・藍染体験>

●佐藤允男 職業奉仕委員長


~ご挨拶・職場訪問例会の趣旨説明~


・本日は、職業奉仕委員会の活動として、恒例となりました職場訪問を企画し、長尾織布さんにお邪魔しました。ちなみに、ロータリークラブの活動は米国で始まりましたが、当初、会員同士がお互いのオフィスを訪問し、輪番(ローテーション)で会合を開いていたことから、「ロータリークラブ」という名称になったそうです。

・長尾織布さんでは藍染を行っています。藍染は徳島の経済を牽引してきた伝統産業ですが、現在、過渡期にあり、次に進むべき方向を模索しているそうです。

・本日、皆さんには、そのような状況に直面している藍染の工場をご見学いただいた後、藍染の体験をしていただきます。自分で染めたハンカチは、お持ち帰りいただけます。終了後は、流れ解散となりますので、よろしくお願いいたします。


●長尾伊太郎 会員(長尾織布合名会社 代表社員)


~徳島藍産業の歴史、長尾織布と新しい形の藍づくりへの取り組み紹介~


・当社は明治30年(1897年)に創業し、今年で126年になる会社で、綿織物の「阿波しじら織」の製品を作っています。阿波藍を使って染めた糸で織った「阿波正藍しじら織」は、経済産業大臣指定の国の伝統工芸品となっています。肌触りが良く、軽くて涼しいため、着物や甚平などに使用され、出荷されています。

・江戸時代の後期から明治時代にかけて徳島の藍産業は隆盛を極め、現在からは想像できないですが、当時は、全国で7番目位の経済力があったという話も聞いています。

・現在は、藍の生産量自体は減ってしまいましたが、新しい形の藍づくりをしようと、様々な藍染の商品を考案し、国内だけでなく、海外にもPRしています。

・最近、欧米各国から2~3人で藍染の体験に来る方が増えたように思います。アンケートを取ると、4~5回来日し、富士山や東京、京都などの定番の観光地には一通り行っているので、地方を訪れて、各地の文化に触れたいという方が多くいました。そうした流れに乗って、インバウンド向けの商品や素材の開発等に取り組んでいきたいと考えています。

・当社の工場は、染から整経、織まで一貫生産で行っています。本日は、2グループに分かれて、工場見学の後、藍染の体験をしていただきます。よろしくお願いいたします。